【2024年リニューアル対応】英検®︎3級の問題形式を徹底解説

3級

英検®︎3級を受けようと思うねんけど、どんな問題が出んの??

英検®︎3級ってどれぐらいのレベルなん??

英検®︎の問題ってリニューアルされるって聞いたけど、どう変わんの??

こんにちは!ハイチュウです。

今回は2024年にリニューアルされる英検®︎3級について、

  • どれぐらいのレベルなのか
  • どんな問題形式なのか
  • 2024年の問題形式リニューアルで何がどう変わるか
  • 合格ライン

英語専門塾講師&AI教育アプリ開発・運営者の視点から徹底解説させていただきます。

初めて英検®︎3級を受けてみる!という方も、以前英検®︎3級を受けたことがあるけれど、2024年度リニューアル後は受けたことがない!という方も、こちらの記事を参考にしてください。

英検®︎3級のレベルはどれくらい?何年生くらいで取得するもの?

英検®︎公式サイトによると、英検®︎3級のレベルは「中学卒業程度」とされています。

しかし、中学3年生で取得する人が多いかと言われると、そうではありません。

なぜなら、高校入試等で英検®︎を利用すべく、カリキュラム前倒しで学習・英検®︎級を取得をしている学生さんが多いためです。

私の実体験から見ても、早ければ小学校低学年〜、ボリュームゾーンで中学1年生、遅くとも中学2年生には取得している学生さんが多いです。

正しい方法で勉強をすれば、小学生でも一発で合格できるレベルですので、難易度的に受験するか迷われている方は、受験してみていいかと思います。

英検®︎3級はどんな問題形式なの?

では次に、英検®︎3級が具体的にどんな問題形式かをご紹介します。

4級から何が変わるの?

4級からの変更点・ポイントは以下の3点です。

  1. 英作文が登場
  2. リスニングの大門1が1回放送に
  3. 二次試験(スピーキング)が登場

順番に詳細を見ていきましょう。

英作文が登場

3級から、英作文の問題が登場します。

これは4級との最大のポイントと言っても過言ではないです。

英作文は、得点源にしたい分野(特に学生)になります。

ましてや2024年度のリニューアルで、英作文は2題に増えたため、英作文でどれだけ得点を獲得できるかが、試験全体の結果に与える影響がより大きくなったと言えるでしょう。

リスニングの大問1が1回放送に

4級までは全てのリスニング問題は2回放送であったのに対して、3級からは一部の問題(大問1)が1回放送になります。

・・・と言っても比較的簡単なイラスト付きの問題ですので、形式に戸惑ったりしなければ、問題なく回答できるでしょう。

ちなみに、準2級からは、全てのリスニング問題が1回放送になるため、今のうちに1回放送に慣れておきたいところです。

二次試験(スピーキング)が登場

3級からは、二次試験(スピーキング)が登場します。

さほど難しくない試験ではございますが、英語を話すのに慣れていないと、苦戦するかもしれません。

一次試験が終了してからでも十分に間に合うので、しっかりと対策をしましょう。

2024年度の問題形式リニューアル

そして、英検®︎は2024年度から問題形式がリニューアルされます。

3級もそれに伴って一部問題形式が変更されています。

すでに英検®︎3級を受験されたことがある方も、要チェックです。

赤がけの部分がリニューアル点ですので、よく確認してください。

一次試験

まずは一次試験の試験内容を確認してましょう。

制限時間測定
技能
形式・課題問題数
50分

65分





短文の語句空所補充文脈に合う適切な語を補う。15
会話文の空所補充会話文の空所に適切な文や語句を補う。5
長文の内容一致選択パッセージの内容に関する質問に答える。10





Eメール返信メールを英文で書く。1
英作文質問に対する意見を英語で論述する。1
(約25分)



会話の応答文選択会話の最後の発話に対する応答として適切なものを補う。
(放送回数1回、補助イラスト付き)
10
会話の内容一致選択会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10
文の内容一致選択短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10
英検®︎3級の試験内容(一次試験)

ご覧の通り、

英作文(Eメール)が追加

されており、それに伴い

解答時間が延長(+15分)

されております。

二次試験

では次に、二次試験の試験形式を確認してみましょう。

測定
技能
形式・課題問題数





音読30語程度のパッセージを読む。1
パッセージについての質問音読したパッセージの内容についての質問に答える。1
イラストについての質問イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する。2
受験者自身のことなど日常生活の身近な事柄についての質問に答える。
(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
2
英検®︎3級の試験内容(二次試験)

二次試験は変更された点はございません。

合格に向けて!塾講師の視点から解説

では、合格に向けて具体的にどのような準備・対策をすればよいかを塾講師の視点から解説いたします。

合格ラインはどれくらい?何問正解すればいいの?

英検®︎3級の合格ラインは、一般的に正答率65%程度とされております。

ただし、これは問題数の65%を正解できればよいというものではありません。

そのときの試験結果によって、配点が変わってくるためです。

あくまで参考程度に、それぐらい正解できればよいと考えておきましょう。

また、塾講師としての経験上、3級まではすんなり合格できるが、準2級で苦戦してずっと合格できなくなる生徒さんをたくさん見てきました。

このような生徒さんの特徴は、基礎が定着しないまま3級に合格してしまった・・・・・・という点です。

合格することはいいことなのですが、基礎が定着していないまま準2級の問題が登場し、歯が立たなくなる生徒さんは少なくありません。

ですので、3級を目指すみなさんには、合格ラインギリギリを目指すのではなく、3級の先の準2級の勉強も見据えて、満点を目指す勢いで基礎をきっちりと固めて準備に取り組んで欲しいと思っております。

合格までに何日くらいかかる?どれぐらい勉強したらいいの?

「3級に受かるためにはどれくらい勉強したらいいの?」

という質問をよくいただきます。

もちろん、その学生の能力や勉強に取り組める時間にもよりますが、英検®︎4級に合格された方であれば3〜4ヶ月の準備で十分に勝負できると思います。

前回の英検で4級に合格されたor発表はまだだがおそらく合格している方であれば、次回の試験までに間に合う難易度だと思います。

まとめ&塾講師の雑感

英検®︎3級は、4級からいくつか試験形式の変更点がございました。

とはいっても、問題自体はそれほど難しくないので、しっかりと対策をすれば(特にリニューアルによって問題数が増える英作文)合格できる試験だと思っております。

逆にいうと、3級の次の準2級で苦戦する生徒さんが非常に多いですので、3級に合格することを目標にするのではなく、その先の準2級や2級の合格を視野に入れた勉強・対策を施していただきたいなと思っております。

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