英検®︎4級の問題形式を徹底解説!【2024年リニューアルの影響は?】

4級

英検®︎4級を受けようと思うねんけど、どんな問題が出んの??

英検®︎4級ってどれぐらいのレベルなん??

英検®︎の問題ってリニューアルされるって聞いたけど??

こんにちは!ハイチュウです。

今回は英検®︎4級について、

  • どれぐらいのレベルなのか
  • どんな問題形式なのか
  • 2024年の問題形式リニューアルによる影響
  • 合格ライン

英語専門塾講師&AI教育アプリ開発・運営者の視点から徹底解説させていただきます。

これから英検®︎4級を受けてみる!という方は、ぜひ参考にしてください。

英検®︎4級のレベルはどれくらい?

中学中級レベル?小学生でも取得できる?

英検®︎公式サイトによると、英検®︎5級のレベルは「中学中級程度」とされています。

そうすると、中学2年生ぐらいで取得する学生が多いと思うかもしれません。

しかし、中学2年生で取得するのはむしろ遅いほうで、中学校1年生の第2回試験や、小学生のときに取得する学生が年々増加しております。

これは高校入試で英検®︎を持っていると優遇措置を得られる学区が増えてきており、その優遇を受けられるのがだいたい2級(高校卒業程度)以上になるため、そこから逆算して早めに英検®︎級の取得を目指す学生・親御さんが多いためです。

しかも、レベル的にも4級はまだ易しいので、小学生でも準備をすれば十分合格できる試験になっております。

問題文の漢字にふりがなもふってあるので、そういう意味でも小学生でも安心して受験できる試験になっております。

英検®︎4級はどんな問題形式なの?

では次に、英検®︎4級が具体的にどんな問題形式かをご紹介します。

5級からの変更点

まず、英検®︎4級は5級と同変化しているかを見てみます。

英検®︎5級の比較としては、主に以下の点が挙げられます。

  • 問題数と解答時間がかなり増加
  • 長文問題の登場

順番に見ていきましょう。

問題数と解答時間がかなり増加

英検®︎5級と4級とでは、問題数と解答時間は以下のように変化しております。

5級4級
リーディング25問
25分
35問
35分
リスニング25問
約20分
30問
約30分

リーディング、リスニング共に解答時間がそれぞれ10分増加し、それに伴って問題数も増加しております。

とはいっても、4級は時間に追われることは少なく、落ち着いて取り組んでも時間に余裕の出ることが多いです

むしろ問題数が増えたことで、うっかり間違えてしまったときのリスクを分散できるようになったとポジティブに捉えることができるかと思います。

長文問題の登場

英検®︎4級からは、5級にはなかった長文問題が3題(設問は合計10問)、出題されます。

とはいっても、長い文章でもありませんし、たとえ文章全体を理解できなかったとしても設問周りのポイントを理解しさえすれば解けるレベルの問題です。

「長文が苦手!!」というアレルギーのようなものがなければ、さほど身構える必要はないと思っております。

詳しくはリーディングの記事を参考にしてみてください。

問題形式詳細まとめ

制限時間測定
技能
形式・課題問題数
35分




短文の語句空所補充文脈に合う適切な語句を補う。15
会話文の文空所補充会話文の空所に適切な文や語句を補う。5
日本文付き短文の語句整序日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並び替える。5
長文の内容一致選択パッセージの内容に関する質問に答える。10
(約30分)



会話の応答文選択会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回、補助イラスト付き)
10
会話の内容一致選択会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10
文の内容一致選択短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10
英検®︎5級の試験内容

2024年度の問題形式リニューアル

そして、英検®︎は2024年度から一部の級で問題形式がリニューアルされます。

しかし、4級は今回のリニューアルの対象外になっております。

以前4級を受験したことのある方は、問題形式の変化はないので安心してください。

合格に向けて!塾講師の視点から解説

では、合格に向けて具体的にどのような準備・対策をすればよいかを塾講師の視点から解説いたします。

合格ラインはどれくらい?何問正解すればいいの?

英検®︎1級の合格ラインは、一般的に正答率60%程度とされております。

ただし、これは問題数の60%を正解できればよいというものではありません。

そのときの試験結果によって、配点が変わってくるためです。

あくまで参考程度に、それぐらい正解できればよいと考えておきましょう。

合格までに何日くらいかかる?どれぐらい勉強したらいいの?

「4級に受かるためにはどれくらい勉強したらいいの?」

という質問をよくいただきます。

参考までに、私が塾講師として組んでいたカリキュラムをご紹介いたします。

中学校1年生でそれまで塾や英会話教室に行っていなかった、英語初心者の生徒が入学しても、最初の第1回試験(6月頭ごろ)で5級に合格し、その次の第2回試験(10月頭ごろ)で4級に合格するようにカリキュラムを組んでおりました。

そしてほとんど全ての学生が、どちらの級も合格されていました

つまり、英語初心者でも半年ほど勉強をすれば、合格できる試験になっております。

5級を取得されていない受験者は、まずは5級からチャレンジしてもいいかと思います。

まとめ&塾講師の雑感

英検®︎4級は、比較的合格しやすい試験と言えるでしょう。

しかし、私といたしましては最善・万全の準備を施していただきたいと思っております。

なぜなら、英検®︎4級を受ける受験者のほとんどは、4級に合格すれば3級以上の級を目指す志を持っているはずであるからです。

4級を最終目標にするのではなく、4級はあくまでも通過点、その先の目標も視界に捉えながら準備をしていただきたいです。

そうなると、4級に関してはただ単に合格を目指すのではなく、満点を目指して欲しいと思っております。

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